50代にして、お嬢ちゃんと言われました

つい先日実家に行った時のこと。

着いたら既に母が買い物に出た後で

追っかけてスーパーへ。

 

毎週一緒に買い物に行き

荷物持ちをして

寄り道散歩に付き合っているんだが

今日は先に行っちゃって

 

脚が悪いのでゆっくりだから

どこかで追いつくと思ってたら

 

いない

スーパーにもいない

 

もう1軒寄ったかなと

そちらに向かう途中で

結構な急斜面な坂を上から

店で買った鉢石の大きな袋をコロに積み

不安定な足取りの70代くらいのご婦人

 

おいおい、そりゃ危ないだろ

 

そのまま行くと滑り落ちると思ったのか

後ろ向きに坂を下り始めた

 

いや、もうどちみち危険過ぎやん

 

大丈夫ですか?

 

同時に私と同じくらいの年の女性も

声をかけてきた

 

母を探さなくちゃだし

この人に任せようかなっと思ったら

 

まさかの素通りやった

 

あちらも私に任せようと判断したか

 

とりあえず危ないから

坂の下まで私が下ろしますよ、と

だから前向いてください、と。

そしたら

 

まぁ、まぁ、ありがとう

お嬢ちゃん

 

?へ?   私?  お嬢ちゃん?

 

息子しかいないから

お嬢ちゃんにこんなことされて

初めてで嬉しいわ

 

そ、そうですか

 

さっきの方はお母さん?

 

え、ち、違いますよ

 

ほんとに、ありがとうね、お嬢ちゃん

 

あとで母に話すと、

親切にしてくれたら良く見えるもんよ

と言われ、なるほどと

 

詐欺とかって

こんな風に始めるもんなんや

なんて

 

いやぁ、50代から20代の娘世代は

文句なしにお嬢ちゃんだけど

70代から見た50代は

さすがにお嬢ちゃんではないだろ

 

私、若く見られたんだ、きっと!

 

そうゆーことにしておこう。

 

悪い気しなかった、うん。